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コラム

ターニングポイント Turning point in your life

201612

チベット仏教の最高指導者でノーベル平和賞を授与されたダライ・ラマさんが来日した時「日本の若者達は国際語である英語を身につけて、世界で貢献してほしい...」と話している記事を読みました。私は、これらの言葉は日本の若者達への貴重なアドバイスだと思いました。

今世界は、想像以上にお互いがつながり合っています。日本の優れた製品が、世界中で使われていますし、日本のアニメが色々な国で人々の心をとらえています。ニューヨークのお寿司屋さんは、予約が1ヶ月待ちのところもあるほどです。アメリカ・ワシントン州のマイクロソフト社が開発したソフトで世界中のコンピュータが動いています。また同州のシアトルで生まれたスターバックスコーヒーを私達は日々楽しんでいます。

ビジネスの結びつきだけではなく、食料やエネルギー、温暖化など地球自然環境の問題、そして平和な生活の維持など、どれを取っても一つの国だけでは解決出来ないのが現代の地球です。若者の中には、「わざわざ外国に行くより友達と居る方が楽しいし、今はクラブ活動などでも忙しい。海外にはいつか観光に行けば良い」と思う人達もいます。一方、「海外の情報はテレビやインターネットで知っているけど、彼らの文化や生活を自分の目で見てみたいし、英語が話せるようになりたい」と考える人達もいます。島国に住む私達日本人は、自分では分りませんが、考え方も横並びになりがちです。海外に出ることの大きなメリットは、多様な物の考え方や斬新な発想力が養われることです。そして、それが自分の将来進む道(選択枝)や可能性を大きく広げます。

私達はこの35年間「世界を視点に考え、行動する未来の開拓者」の育成をめざして、同世代どうしのホームステイ交流や交換留学、リーダーシップトレーニングなどの活動を続けてきました。何年も前に参加し、今国内外で社会の中堅として活躍をしている多くの人達が、「あの十代の海外での体験が、自分のターニングポイントだった...」と語っています。

アメリカの家族の中に飛び込んでのホームステイでは、英語が一日中飛び交う中で、一生懸命想像力を働かせて、だんだん言葉が分るようになった。自分が積極的に行動しなければ、何も始まらないということに気がついた。外国で初めて生活をし、人の心の温かさにふれて、自信と希望を得たことが、ターニングポイントになったのではないでしょうか。

若い人達は、自分の人生を真に豊かなものにするためにも、またこれからの日本の発展や世界の中での役割を果たすためにも、ダライ・ラマさんのアドバイスをしっかりと心に刻んでほしいと思います。

                       

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理事長 宮崎哲人

                                 

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